シャノン
シャノンとは、イリア教会から派遣された執行者(暗殺者)であった人物。現在は聖城の仲間となっている。
シャノン
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種族 | ヒューマン |
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性別 | 女性 |
出身 | アルベリア王国 |
職業 | イリア教(煉獄派)執行者→聖天騎士護衛 |
CV | 諏訪彩花 |
概要
イリア教会からエルフィリスの命を奪うために派遣された暗殺者として登場。それまで清純な面が強調されていたイリア教会の暗部を象徴するキャラとして登場し、煉獄派の存在による教会内の内乱や、それに乗じた手段を選ばないレオニードの苛烈さを王子やプレイヤーたちに知らしめた。
メインストーリー第8章をクリアすることで改心し、罪を償うために聖城に参加する。
ゲーム的には第8章を終了することで必ず入手できる配布キャラでもあり、対策の面倒な暗闇に耐性を持つ貴重な戦力となる。
人物像
王家の血筋や領主の息子など光の側面を体現したような聖城メンバーに対し、数多の生命をその手で奪った闇の住人としてのシビアかつ現実的な物の捉え方をする。一度はレオニードの奸計に陥れられたものの、その経験を活かしてか事態の裏に張り巡らされた計略に気づいたり、自力でその窮地を脱したりという推理力にも優れている。
登場は第1章のプロローグ直後[1]と本編登場キャラクターたちの中でも指折りに早いのだが、その際にはエルフィリスを狙うも不利を悟れば速やかに撤退するなど、冷静な側面が目立つ。しかしその内には熱い思いと強い優しさを秘めており、暗殺者として生きることもそれ以外の選択肢がない状態へと追い込まれたからに過ぎない。聖城へ来てからは道を失った自身の生き方を決めかねていたが、かつての自身のように恵まれない子達を救うことを己の生きる道と定め、聖城や近くの慈善院で子どもたちと交流する日々を過ごしている。子どもたちもその優しさを見抜き、非常に慕われている模様。
エルフィリスとは幼い頃に孤児院で共に過ごした仲であるが、運命の悪戯により皮肉にも生命を狙う者と狙われる者の関係となってしまった。それでもエルフィリスはシャノンが心の底から闇へと堕ちたとは信じておらず、行き場を失ったシャノンに心からの赦しを与えたのも彼女である。シャノンもその想いに応える形で贖罪の道を歩き始め、後に聖天騎士エルフィリスの護衛という地位に至る。シャノン(ドラフェスVer.)のストーリーでは、シャノンのエルフィリスへの絆と決意の強さが並々ならぬことが伺い知れ、またエルフィリスもシャノンを深く理解し互いに以心伝心の域に達していることが伺い知れる。
レオニードとはかつて主と仰ぐ相手であったものの、捨て駒とされたことで離反。しかし荒んだ環境にあったシャノンにとって、レオニードの何者にもおもねることのない強さと姿勢には心からの敬意を感じており、後の再戦の際には魔神におもねることを選んだレオニードを糾弾。力において敗れた彼を論破し、精神的にも敗北を認めさせた。
メインキャラクターの一人であるため周年イベントでは関連イラストでドレスアップした姿を見せることがあるが、慣れない衣装には戸惑っているようだ。
なお、ドラフェスVer.のストーリーにおいて、煉獄文書の核心に最も近い情報を得ているうちの一人であることが判明している。
ユニットとしての概要

シャノン(恒常)
- 貴重な暗闇耐性+100%キャラ。毒付与、防御デバフ、ブレイク特効などの優秀なスキル構成を持つ。
- 詳細はユニット-シャノンを参照。

シャノン(ドラフェスVer.)
- 火力は高いものの特殊な仕様を持つため、活かすには他のキャラと異なる立ち回りを要求される。
- 詳細はユニット-シャノン(ドラフェスVer.)を参照。
メインストーリー以外での活躍
イベントストーリー
- 現在のところ未登場
キャッスルストーリー
- 現在のところ未登場
登場護符
ゆるがりあ
- 第93話(11/12p)「暗殺者、シャノン」
- 第224話(25/26p)「華麗なるシャノン」
- 第234話(26/27p)「そわそわシャノン」
ナームのわくわく冒険記!
- 第21話(3/4p)「からみ合う炎 その1」
- 第22話(3/4p)「からみ合う炎 その2」
- 第23話(3/4p)「からみ合う炎 その3」
- 第24話(3/4p)「からみ合う炎 その4」
関連用語
- イリア教
- 業火のグリッセブルム事件
- 煉獄派
- 煉獄の鍵
特に縁の深いキャラ
- エルフィリス
- レオニード
- ニクス司祭
- クランプ元司書
- マヌグス大司教
- ドロシー
- 『先生』
名セリフ/迷セリフ
シャノン | や、やめろ……。おれに、気安く触れるな……。あっ! |
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ユーディル | え……!? この体つき!? まさか、きみ……。 |
シャノン | ……女で……悪かったな。 |
ユーディル | いや、ごめん! 自分のことを「おれ」なんて言うから、てっきり……。 |
- 第8章、レオニード駆るマーズの一撃で、敵も味方もなく蹂躙された直後のやり取り。
- 一連のシーンは多くのカット絵や描き下ろし立ち絵でドラガリでも屈指の演出を誇るシーンであり、傷ついたシャノンに敵味方なく肩を貸すユーディルの優しさに溢れたシーン……なのだが。
- プレイヤー視点ではどう見ても女の子にしか見えないシャノンを、肩を貸すまでそうと気づかないユーディルの朴念仁というか天然さが際立つシーンでもある。というかイベント絵のシャノンが柔らかそうで普通に羨ましい。殿下、そこを代わってください。
シャノン | どうせ生きていても、帰る場所がないなら、死んだも同じ……。
ならばせめて……散って、贄となろう。 後の子らが迷わぬように……。 |
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- 上記の直後。ユーディルたちに自身の戦う理由と覚悟を語って。
- この覚悟を聞いては、さしものリュカも納得せざるを得なかった。無論、納得はしても改心させなければ破滅へ向かうわけであり、この後に説得へと向かうのだが。
- 路頭に迷っていた自身を救ってくれた教会への殉教めいた報恩と、何よりもこれからの世代を担う子どもたちへの愛情が詰まったシャノンの本質を伺い知れる発言でもある。
シャノン | だが、それでもお前に勝てるさ。――ふたりなら。 |
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(中略) | |
シャノン | 不確かだろうと通じるさ。それが友達だからな。 |
- 罠にかけられるもエルフィリスと無言の連携で窮地を脱した際に。
- 二人の間の絆が確固たるものとして、かつエルフィリスと対等な友達として自身の存在を確立したシャノン。
- かつての自棄とも取れる戦いの覚悟とは異なり、諏訪彩花さんの自信に満ちた演技も光る、生まれ変わったシャノンの覚悟を象徴する名セリフ。
関連するファン活動リンク
考察系
- 煉獄文書とエルフィリスの関係を考える
尊さを語る系
ファン作品を紹介したい系
脚注
- ↑ 1-2 聖騎士を救え