第18章(前半)/シーラの正体について考える&その血縁について考える

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このページでは、第18章前半の時点の情報でシーラの正体、またはその縁者について考察してみます。

前置き[編集 | ソースを編集]

第18章前半でシーラはガトフの娘であると明かされた。

シーラは言葉などの自我(の一部?)を失っているととれる描写があり、ガトフからは「お前は幻覚を見ることすらできないのだな」ないし「もう少しの辛抱だ。必ず、お前を取り戻してみせる」などの発言が得られている。つまり、自我などの「中身」に相当するものは現在の肉体には存在しないが、何処かには存在しているということになる[1]

ガトフのいう「もう少し」が何時であるのか……など気になる点はあるが、ここではシーラの正体(いやガトフの娘なんだけど)などについて考えてみたい。

シーラの外身(そとみ)[編集 | ソースを編集]

ガトフが白髪であったが、シーラはやや紫がかった黒髪である。そして、直近で作中に登場している黒髪のキャラとしては、ネデウがいる。そして拡大してよく見ると、目の感じが少し似ている(気がする)のと、目の周りに模様のようなものがある(シーラは目の下の黒いもの……ホクロにしては大きすぎる)。 Image-1613648978.png Image-1613649161.png Image-1613649525.png Image-1613649566.png

かなり強引ではあるものの、両者に関係性を見出すこともできなくはない(強引だけども)。

一方で、シーラはガトフにも通じるアホ毛を有している。ドラガリでアホ毛の系譜と言えばユーディルとゼシア(ゼーナ)は外せない。とりあえず、手近にいたゼーナと比べてみよう。

Image-1613648978.png Image-1613649962.png Image-1613650045.png

アホ毛の生えている位置が少し違う。だが、思った以上に全体としてのシルエットが似ている印象を受ける。シェス姉のシルエットも観測されていないために実在が実証できないアホ毛を除けば似ているので、絵師のクセといえばそれまでなのだが……どことなく似ている。

ここで唐突に話題にするが、ユーディルにとっての双子の妹ゼシアと同様に、ネデウにとっての妹が仮に存在したならば……どうだろうか。つまり、ユーディルとゼシアが双子、ネデウとシーラが双子という考え方だ。

いやしかし、ゼシアは王族の肉体を持ち、ネデウも同様。ユーディルにそれはなく、シーラは当然不明。妙なことになってしまう。

シーラの中身(なかみ)[編集 | ソースを編集]

上記の矛盾の辻褄を合わせるなら、ゼシアとネデウが肉体的に双子、ユーディルとシーラが肉体的に双子であれば、辻褄が合う可能性は残される。肉体的に……というのは、中身はそうでない可能性があるからだ。少なくとも、ゼシアがユーディルを兄と、ユーディルがゼシアを妹と信じている限りは二人は双子(少なくともきょうだい)であるのだろう。

……では、どこで双子の関係がねじれてしまったのか。考えられるとするならば、ユーディルとネデウの入れ替えのタイミングしかない。ネデウが死に(少なくともそうだと信じられ)、ユーディルが第七位王子として育てられ、ゼシアはその双子の妹として違和感なく成長した。一方でネデウは何らかの事情で蘇生、シーラを認識したかは不明なものの今に至る……という可能性が考えられる。

ところで、ネデウはタルタロスの「果たして彼らはこの森に耐えられるかな」という問いに「知ったことではない」と回答しつつも、なにか含みを持たせるような反応をしている。先の戦闘でユーディルたちを殺そうとしていたのが本意であったなら、ここでわざわざ彼らを気にかける理由はない。違うのは、シーラとガトフ(とシェス)の同行だけだ。

あくまでこの説にしたがって考えるなら……ネデウにシーラに対する情のようなものがあってもおかしくはない。無論、それが妹に対するそれであるかはわからないが……仮にそうだとすれば、ガトフに対しても同様だ。そのシーラは、肉体の中に精神が存在しないような状態になっている。ガトフの回想においてシーラにもきちんと意識があり会話ができた時期があるのは確定しているため、シーラの意識は後天的になにかの事情で抜き取られたということは推測できる。そして……ガトフはそれを取り戻そうとしている。

ゼシアはなぜさらわれた?[編集 | ソースを編集]

ネデウがゼシアを欲した理由はなんなのだろうか。肉体的に双子の妹を必要としたのだろうか。

おそらく、そうではなく……巫女としての力を必要としているのではないだろうか。そういえば、魔神も巫女の肉体を必要としていた。魔神は換体の儀式でその精神を異なる身体に憑依させることができた。なにかが引っかかる。しかしうまく言葉にはできない。まぁそもそも、このページの内容も推測にばかり満ちているのだが。

ネデウがゼシアに何かをさせようとしている……それは間違いないだろう。後半が楽しみだねぇということでコメントなどお待ちしております。

補足[編集 | ソースを編集]

  • ユーディルとゼシアが双子で髪の色も同じということで気が付きにくいが、性別が異なる=二卵性双生児であるため、双子でも髪の色は金色と黒髪でも別に問題ない。というか、ネデウとゼシアが既にその関係性である。
  • アローラスの若かりし頃は金髪だとわかるが、ガトフは不明。母親が黒髪だった可能性もある。まぁそもそも、シーラが実の娘かどうかも不明なのだが……

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 他作品でいえば、アニメ「ベターマン」や続編「覇界王~ガオガイガー対ベターマン~」に登場する阿嘉松紗孔羅に似た状態だと考えられる。